祖式八幡宮A

  • No:113
  • 年号:昭和15年
  • 西暦:1940
  • 神社名:祖式八幡宮A
  • 石材:福光石
  • 形式:構え型阿吽 後期石見系狛犬
  • 尾形:蝋燭斜立尾
  • 玉取り・子取り:阿:(口玉)
  • 台座:盤座・□
  • 住所:大田市祖式町
  • 特記事項:昭和十五年吉日 願主 中屋□□  原八□□ 世話人 清水利隆 この狛犬は福光石製狛犬の近代版である。出雲の構え型狛犬を取り入れて、石見独自に変化した狛犬である。特徴は尾が出雲式構え型の特徴蝋燭斜立尾が立っているのではなく背中に付いて、平行になっている独自の尾である。初期の石見系狛犬がやはり尾が離れず背中に付いているのと同じである。又尾は半分下が浪速系で上が出雲系の蝋燭尾である。これは福光石製の座型も構え型も同じ形式をとっている。顔は阿の方が座も構えもくちに玉があり、顔はくちが波打つ独自の奇顔である。台座は浪速系の猫足台座があり下の台座の正面に牡丹を彫りこんでいる。前期石見系狛犬の作者が五十猛とか馬路あたりの石工であり、また坪内一門では浪速型に近い独自の狛犬を製作している。これを前期石見系狛犬とする。この祖式八幡宮の狛犬のように来待石製出雲式狛犬を模して石見独自に変化した福光石製狛犬を後期石見系狛犬とする。
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