「島根の石造物データ~狛犬を中心とした幻の石工達の実態にせまる~」出版にあたって!

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    img006  img005             おおよそ、四年ぶりにブログを復活させました。長い間、失礼ばかりしていて申し訳ありませんでした。ブランクの間についてはいずれコメントさせていただきます。まず、復活第一弾は、昨年の4月30日に出版しました「島根の石像物データ~狛犬を中心とした幻の石工達の実態にせまる~」につきましてお話しいたします。

今回のデータを中心とするこの本は、浜田市の友人である齋藤正氏と私の共著でそれぞれの膨大な石造物データをまとめたものです。私は狛犬を中心とする石造物データをまとめ、斎藤氏は石見地域の狛犬及び寺院の石仏について精力的に調査されまとめられました。 今回は、それぞれのデータを合体する形で掲載した資料集と言ってもよいでしょう。掲載した内容は自分たちの目で確かめたデータであり、驚くべき事実が網羅されております。今は既に存在しない石造物もありますし、またマスコミ等で取り上げられた石造物や当時記事としてまた文化欄へ掲載された内容も盛り込みました。特筆すべき石造物についてのあれこれ、石工一門についてのあれこれ、私達の推測した事柄など・・内容は盛りだくさんです。そして、これらの内容はすべて、膨大な量のデータベースが基になっています。私は大凡19年間かけて調査したメモ、斎藤氏は大凡10年かけて調査されたメモ、これをデータベース化してそれぞれの項目の最後に付記しました。243ページに渡る島根県の石像物のデータ本は初めての試みであり、市史町史村史などの編纂や地域の歴史の掘り起し活動に活用されるのも良いでしょうし、また地域の石像物巡りをするのも一興であり、地域独自の歴史性を認識することは大変有意義なことであり、町興しにも寄与するものとも考えております。

末尾におわりにと題して、私と斎藤氏がそれぞれこのようなことを書いております。

今回、狛犬を中心とする石造物資料のほんの一端をご紹介した。筆者の代でどこまで続けられるか甚だ疑問ではあるが、強い意志を持ち続けまだ見ぬ狛犬や石造物の追っかけを続けたいと思う。人間五十年下天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり・・・既に五十代も終わろうとしているが、四十代において石造物と関わろうとは夢にも思わなかった。これからの人生という行く末において、石造物という物言わぬ塊は、筆者にとってとても大切な輩となるであろうし、常に夢と希望を与えてくれる同志とも言えるだろう。2014年2月 永井 泰

今回、石見地域の石像物で、作成の年代・石工銘を対象として調査を行ったが、石見地区の歴史の中で、先人達の苦労の跡も随所に見られ新しい歴史感も七十歳にして生まれた様である。平成26年2月 齋藤 正

この本は、島根県の各市町村の図書館や文化施設、教育委員会や埋蔵文化財関係、大学や県外の図書館にも寄贈しています。また、再版して欲しいとの要望もあり検討しているところですが、私達にとってこのような要望は望外の喜びであり、大変有り難いことであると思っております。多謝!!

 

 

 

 

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「島根の石造物データ~狛犬を中心とした幻の石工達の実態にせまる~」出版にあたって!” への1件のコメント

  1. 日本海交易関連の近世石造物を調べている弘前大学の関根達人と申します。是非『島根の石造物データ』を拝見したく存じます。私共の石造物調査報告書と図書交換してはいただけませんでしょうか?

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