島根県地学会!

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「島根県地学会」は、地学の研究をとおして島根県の自然科学及び文化の普及と発展に寄与するとともに会員相互の親睦を図ることを目的とすると会則にあります。いわば地域の独特な自然や風景、そしてその地質地形の成り立ちなどを調査したり、学会の主催する普段は経験することも出来ない独自な地質見学会に参加したり、研究発表会で自分の意見を述べたりする、極めてアカデミック且つ健康的に体力維持を図ることができる一石二鳥の学会です。

会員は地域の自然(風景、地形、地質)などに興味のある方が殆どで、地域の遺跡や遺産などの史跡を案内しておられる方や、大学の先生やOBの方、博物館の方、災害普及に当たっておられる方、地質などの調査をされる会社の方々など様々です。私のように石造物が大好きで、特に石造狛犬の追っかけをしている者もいます。毎年、会誌を発行して、カラーページの地形・景観・奇岩そして特別講演会の内容、また会員による研究発表など・・興味深い内容満載です。昨年が会が発足して30周年ということで、記念行事をしたり懇親会をしたり、昨年から継続して取り組んでいるのが「30周年記念誌」の発刊です。カラー刷りで100Pぐらいになる予定で現在編集中であり、来年7月に発行、書店でも販売する予定です。

・見学会の様子

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・私の地学会研究発表の為の独自調査

(ある海食崖に存在していた謎の採石場跡)

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・地学会研究発表会の様子

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「島根県地学会」の一番の魅力は、地質見学会にあるのではないでしょうか。化石(日本列島形成期の化石を島根では数多く見つけることが出来ます。)や鉱物(黄鉄鉱、黄銅鉱、孔雀石、柘榴石なども特殊な場所で発見することが出来ます。)岩石のサンプリングや特異な地質、地形は参加される方々を魅了します。世界隠岐ジオパークにも、「島根県地学会」の見学会として行ってみたいものです。

今まで、「島根県地学会」につきまして、その活動を紹介してきました。是非皆様も興味がおありでしたら、一緒に島根の自然を満喫してみませんか!

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山陰民俗学会!

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4年間のブランクは長い、されどその間に沢山の出会いがあり、また各種学会では積極的に研究発表をして、内容は会誌として発刊されたり書店に並ぶこともありました。私は「山陰民俗学会」という長い歴史を持つ学会の会員でもあります。「島根県地学会」という主に地面の下の事柄、所謂地学の普及啓発、研究活動を行っている学会に長く所属していて、「山陰民俗学会」は知りませんでしたが、地元新聞山陰中央新報社の文化欄に「民俗の行方~山陰のフィールドから~」と題した論考が2010年10月から2012年4月まで計75回に渡って連載されていました。山陰の風習や祀り事、わらべ歌や世間話など身近にあっても、既に忘れ去れている事柄などの掘り起しがなされ論考として纏められており、とても興味深く且つ懐かしく思われました。その途次において、「山陰民俗学会」の会長である酒井先生から私に電話があり、”永井さん、御存じのように新聞の文化欄に学会が連載を書いているのだが、一人の会員が2回、3回書いたりして、新聞社の依頼に応えてはいるが現状書き手がいなくてなかなか厳しい状況だと、ついては永井さんが文化欄に書かれたり出版された本の内容はとても興味深いし面白い、書いていたただけないだろうかと”・・・・私は石造物特に石造狛犬の研究者として、島根全域及び隣県の調査を行い、関係の博物館、教育員会、文化財課との深い繋がりがありました。そういう石造物に特化して調査研究している友人が何人かこの学会にいたのです。会長である酒井先生とも何度かお話ししたことがある仲でした。でも、学会員でない私が書いても良いのですかと尋ねましたら、それは構わないとのことでした。引き受けましたと書いたのが2編、「山陰石工物語」と「タウンカラー」です。石造狛犬を通して江戸期石工達の特徴や考え方、そして地域の氏子達の受け止め方・・・、タウンカラーは山陰の町並みには独特の色彩が存在していて、列車から眺める風景の魅力と、それを形成している家々の瓦や壁、石垣などの構築物や山、川、海などについて纏めたものです。後、そこで紹介した石州瓦や石州左官の手掛けたなまこ壁や鏝絵などについて、もっと話を聞かせて欲しいとの依頼が殺到して、急遽江津市のポリテックカレッジ島根で、およそ150人の方に石見の手仕事の良さについてお話しさせていただいたこともありました。「民俗の行方~山陰のフィールドから~」は山陰中央新報社から立派な本に纏められ出版されました。執筆者一覧表が最後に掲載されていましたが、私以外は全員山陰民俗学会の会員若しくは民俗学者の方でした。私のところは島根県地学会会員・前来待ストーン館長とありました。その後、山陰民俗学会の会員となったことは必然的なことでした。

 

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「島根の石造物データ~狛犬を中心とした幻の石工達の実態にせまる~」出版にあたって!

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    img006  img005             おおよそ、四年ぶりにブログを復活させました。長い間、失礼ばかりしていて申し訳ありませんでした。ブランクの間についてはいずれコメントさせていただきます。まず、復活第一弾は、昨年の4月30日に出版しました「島根の石像物データ~狛犬を中心とした幻の石工達の実態にせまる~」につきましてお話しいたします。

今回のデータを中心とするこの本は、浜田市の友人である齋藤正氏と私の共著でそれぞれの膨大な石造物データをまとめたものです。私は狛犬を中心とする石造物データをまとめ、斎藤氏は石見地域の狛犬及び寺院の石仏について精力的に調査されまとめられました。 今回は、それぞれのデータを合体する形で掲載した資料集と言ってもよいでしょう。掲載した内容は自分たちの目で確かめたデータであり、驚くべき事実が網羅されております。今は既に存在しない石造物もありますし、またマスコミ等で取り上げられた石造物や当時記事としてまた文化欄へ掲載された内容も盛り込みました。特筆すべき石造物についてのあれこれ、石工一門についてのあれこれ、私達の推測した事柄など・・内容は盛りだくさんです。そして、これらの内容はすべて、膨大な量のデータベースが基になっています。私は大凡19年間かけて調査したメモ、斎藤氏は大凡10年かけて調査されたメモ、これをデータベース化してそれぞれの項目の最後に付記しました。243ページに渡る島根県の石像物のデータ本は初めての試みであり、市史町史村史などの編纂や地域の歴史の掘り起し活動に活用されるのも良いでしょうし、また地域の石像物巡りをするのも一興であり、地域独自の歴史性を認識することは大変有意義なことであり、町興しにも寄与するものとも考えております。

末尾におわりにと題して、私と斎藤氏がそれぞれこのようなことを書いております。

今回、狛犬を中心とする石造物資料のほんの一端をご紹介した。筆者の代でどこまで続けられるか甚だ疑問ではあるが、強い意志を持ち続けまだ見ぬ狛犬や石造物の追っかけを続けたいと思う。人間五十年下天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり・・・既に五十代も終わろうとしているが、四十代において石造物と関わろうとは夢にも思わなかった。これからの人生という行く末において、石造物という物言わぬ塊は、筆者にとってとても大切な輩となるであろうし、常に夢と希望を与えてくれる同志とも言えるだろう。2014年2月 永井 泰

今回、石見地域の石像物で、作成の年代・石工銘を対象として調査を行ったが、石見地区の歴史の中で、先人達の苦労の跡も随所に見られ新しい歴史感も七十歳にして生まれた様である。平成26年2月 齋藤 正

この本は、島根県の各市町村の図書館や文化施設、教育委員会や埋蔵文化財関係、大学や県外の図書館にも寄贈しています。また、再版して欲しいとの要望もあり検討しているところですが、私達にとってこのような要望は望外の喜びであり、大変有り難いことであると思っております。多謝!!

 

 

 

 

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玉造金毘羅宮・謎の石造物群についての考察

来待石製出雲式八重垣型狛犬1

記念銘のある山陰最古の狛犬

一昨年2月新聞紙上で「山陰最古の狛犬見つかる」の報が掲載された。その後3月に同新聞紙上文芸欄に「記念銘のある山陰最古の狛犬」と題して筆者の論考が紹介された。 続きを読む

来待石とは

来待石採石場(休止中)

 

久しぶりのブログですが、今回はそもそも「来待石」とは何ぞやということで、昨年松江市教育委員会出版のブックレットに「来待石」について書きましたので、そこから抜粋してご紹介いたします。 続きを読む

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